こんにちは、Koukiです。
みなさんは「CFexpress カード」って使ったことありますか?僕は今まで使ったことはなかったのですが、最近の上位機種カメラには、CFexpress Type Bの挿入口が搭載されていることが多いそうです。
この間紹介した、「Nikon Z8」にもついています。もちろん僕が所有している「FUJIFILM X-H2」にもCFexpress Type Bの挿入口があります。
CFexpress とは?
一言で言うと、
「大容量のデータを高速で読み書きできる優秀な記憶媒体」
です。
最近のカメラは、性能が飛躍的に向上しとても精細な写真・動画が撮影できるようになってきました。しかし、その状況に付随してくるのが、データ量の増加です。データ量が増加しているにも関わらず、従来の書き込み速度が遅い記憶媒体を使用すると、保存するまでの時間が長くなってしまい、せっかくのシャッターチャンスを逃してしまうかもしれません。
そこで2017年に新しく規格策定がされたのが、CFexpressです。CFexpressは、規格上SDカードよりも読み書きのスピードが圧倒的に速いです。そのため、高速連写を長い時間続けたり、高解像度の動画を撮影し続けたりすることができます。また、容量がとても大きいです。
Type A・Type B・Type Cの3種類があり、最近のカメラによく搭載されているのがType Bです。
USBに色々な形があるような感じで、それぞれサイズが違います。また、通信速度も異なってきます。
X-H2が対応している記憶媒体
X-H2はデュアルスロットの構成になっています。
スロット1にCFexpress Type B、スロット2にSDカードが入るようになっています。
今までは、SDカードのみで撮影をしていましたが、RAWとJPEGで記憶媒体を分けたかったので、今回購入に踏み切りました。
今回購入したもの
今回は、ProGrade Digitalより発売されている、「GOLD 512GB」を購入しました。
ProGradeのCFexpressは、GOLDとCOBALTの2つのグレードに分かれていて、COBALTの方が高いランクに設定されています。
また同時に、カードリーダーも購入しています。こちらは、CFExpress Type BとSDカードの両方に対応しています。
カード本体
CFExpress本体は、このようなコンパクトな包装でした。個人的に、パッケージのデザインがお気に入りです。
GOLDランクの商品は、128GB・256GB・512GB・1TBの4種類がラインアップされています。
中のパッケージも、環境に配慮した紙製になっています。本当はプラスチックに包まれていた方が、輸送時の水濡れ等の心配がないのですが、時代の流れといったものなのでしょう。紙とはいえど、作りはしっかりしていました。
カメラに挿入してフォーマットを済ましたあと、早速撮影。まだたくさん撮影していないのと、今までCFexpressを使ったことがないので、比較等ができません。しかし、デュアルスロットで撮影できるようになったのは、とても嬉しいです。
僕は動画も撮影するので、その時に大きな恩恵を受けれそうです。
理由は後ほど…
カードリーダー
CFexpressとSDに対応したカードリーダーです。こちらもProGrade Digitalより販売されています。
- カードリーダー本体
- USB-A – USB-Cケーブル
- USB-C – USB-Cケーブル
- マグネットプレート
- 説明書等
ケーブルが、USB-CとUSB-A両方ついているのはとてもありがたいです。
この製品の特徴は、リーダー底面にマグネットが組み込まれていることです。金属面に磁石で固定をしておくことができます。また、磁石が付くところがなくても付属のマグネットプレートを、裏面のテープで貼り付けることでどこでも固定をすることができます。机上を整理しやすくなるので、地味ですがとても便利です。
CFexpressのメリット・デメリット
- メリット
-
- データの読み書きが高速でできる
先ほど、データが早く書き込めることはお伝えしましたが、もちろん読み出しも早いです。撮影が終わると、写真を整理される方がほとんどだと思います。その時、速度が遅い媒体を使っていると、読み込みに時間がかかってしまい、無駄な時間が発生してしまいます。また、読み込み時間が遅いことによって整理する意欲が失われてしまうことも…(Koukiがそうです)
CFexpressだと、読み出しが早いのでそういったことはなくなります! - デメリット
-
- 値段が高い
容量が大きいこともありますが、SDカードと比べるとやはり値段はお高めです。もちろん、性能が違うので単純な比較はできませんが、新しめの製品ということもありどこのメーカもお高めの価格設定です。
しかし、その分快適なカメラライフを送ることができるようになります!
実際にどう使っている?
Koukiが普段使っているフジフィルムの「X-H2」で、デュアルスロットをどのように使っているのかを、お伝えします。
- 写真
-
・スロット1(CFexpress)に「RAW」の保存、スロット2(SD)に「JPEG」の保存
- 動画
-
・スロット1で「ProRes」の撮影、それ以外の撮影はスロット2に保存
X-H2は、RAWで保存しておくことで、あとからフィルムシュミレーションをすることができます。あの時、こっちのフィルムシュミレーションをすればよかったと思っても、JPEGだと変更することができません。しかし、RAWで保存しておけばカメラと接続して専用のソフトウェアを使うことで、カメラのプロセッサを用いてフィルムシュミレーションをすることができます。ですが、SNS等にすぐに上げるにはJPEGの方が便利です。そのため、RAW+JPEGの保存をするようにし始めました。
X-H2は「ProRes」の動画撮影が可能です。しかし、ProResはデータ量が大きいためカメラの制限で、CFexpress側にのみ保存できるようになっています。さきほど「動画で恩恵が受けれる」といったのは、こういった理由があったからです。そのため、ProResはスロット1に保存しています。CFexpressを買ったことによって、カメラの機能をフルで使えるようになるので、これからの撮影が楽しみです。
さいごに
CFexpress いかがでしたでしょうか?
カメラライフを快適に送ることができるようになるアイテムの1つだと思います。
これから使ってみての感想も書けたらなと思っています。
また見にきてください。
見にきてくれてありがとうございました。ばいばい!